去年の夏 どれだけエアコンの設定温度を下げても室温が28℃を下回らなかった部屋
こんにちは(^^)
福井県の白銀町店です。
「西に面した洋室が、毎年夏になると暑くて暑くて大変なんです」
とお電話をいただきました。
お話を聞いてすぐは、遮熱LowEのプラマードや遮熱フィルムを進めようかな~なんて考えてました。
ですが電話の中で
「冬は暖かくていいんだけどね」
という言葉が。
これはガラスの性能や窓性能を上げてしまってはいけないなと判断してアウターシェードをお勧めしました。
なんでもこの部屋は昨年の夏、エアコンをつけても室温が28℃を下回らなかったそうです。
暑くてどうにもならないということで、遮熱カーテンを付けられたそうですが大きな成果はなく、夏場はその部屋にいることができなかったそうです。
LowEガラスを入れるより、遮熱フィルムを貼るよりアウターシェードを使って屋外で熱を遮る方が効率がよく、冬場は巻き上げておけば晴れた日は日射取得が見込めます。
サッシのガラスは単板でした。
今後、冬の寒さや結露にお困りになるかもしれません。
その時はプラマードUやマドリモリフォームで断熱性をあげ、ガラスは普通複層を選べば、冬の日射取得も上手に使うことができます。
高性能なガラスが広まっている昨今ですが、窓だけ・ガラスだけリフォームで性能が上がっても、室全体の断熱性能があまりかわらなければ、高性能LowEガラスを使うことは冬場の日射熱取得率を下げてしまうことにもなります。
部分リフォームの際は『新しいモノ・いいモノを使えばいい』というわけではなく、自然の力を上手に使っていただけるリフォームをしていきたいですね。
遮熱カーテンではなかなか成果が上がらなかった理由は??
余談ですがカーテンで遮熱しきれなかった理由は憶測ですが、上記の図のようなことが考えられます。
カーテンを遮熱タイプにかえてもAの図のように窓とカーテンの間には日射熱が入ります。
エアコンが効きにくかったのはこの熱もエアコンの冷風と接するので、空気が冷えにくかったのです。
アウターシェードで遮熱することで内部に入る熱は軽減されますので、この夏はエアコンがよく効くのではないでしょうか(^^)